柔道整復師が教える自宅でできるO脚の治し方

柔道整復師が教える自宅でできるO脚の治し方

O脚は、あまり見た目のいいものではありません。特に女性の場合は、O脚になるとみっともないので、何とかしたいと思う人も多いようです。では、O脚を治すとっておきの方法があるのでしょうか。ここでは、柔道整復師が教える、自宅でできるO脚の治し方について解説します。
 

O脚とは

O脚とは、両足の先が外側に向いていて、両足を閉じても膝がくっつかない状態のことです。日本人にはO脚が多いと言われますが、平地よりも山岳地帯に住む人に多い傾向があります。山岳地帯には坂が多いので、坂を登る際にどうしても足が開いてしまうからです。
 

O脚を治す効果

O脚を治すと、次のような効果が期待できます。
 

下半身が細く見える

O脚だと、どうしても下半身が太って見えてしまいます。両足が外側に向いて膝がくっつかない状態なので、シルエットで見た場合に下半身が大きく見える上に、長年O脚のまま歩いていると偏った筋肉がつくからです。O脚のために足が太く見えるのは、ダイエットしても治すことはできません。O脚の人はO脚を治さない限り、太って見える状況を変えることはできないのです。O脚のまま無理に歩くと、アンバランスに筋肉がついてしまいます。しかし、O脚が治れば両膝がくっつくようになり、足全体に筋肉がつくので、体重は変わらなくても下半身が細く見えるようになります。
 

パンツがカッコよく履ける

O脚が治れば、細身のパンツも上手に着こなせるようになります。O脚の人が細身のパンツを履くと、かえってO脚が目立つためにカッコよく履けないものです。そのため、O脚の人はどうしても、ゆったりしたパンツを履くことが多くなるので、着こなしの幅も狭められてしまいます。しかし、O脚さえ治れば細身のパンツも、自信を持って履くことができます。
 

足を大きく動かせる

O脚の人は股関節の動きが悪いため、膝に負担のかかる歩き方になりがちです。ただでさえ両膝が開いているのに、そこへ負担がかかるため、さらに両膝が開くことになります。いつまでもO脚を我慢していると、普通の人に比べて使わない筋肉が出てきます。その結果、筋肉のつき方がアンバランスになり、使わない筋肉が衰えるために、体のあちこちに影響が出るようになります。O脚からくる症状には、冷え・むくみ・膝や腰の痛みなどがあり、さらにO脚であるために、つまづいて怪我をするリスクも増えます。このように、O脚の弊害は大きいので、O脚を治すことは、見た目が美しくなるだけでなく、健康面でも重要なのです。
 

自宅でできるO脚の治し方

O脚を治したくても、何をどうすればいいのかわからない人も多いでしょう。以下にご紹介する方法を実践すれば、自宅でO脚を治すことができます。
 

ストレッチ

ストレッチでO脚を治せます。O脚は、まれに生まれつきの場合もありますが、普段の生活習慣からO脚になる場合がほとんどです。生活習慣が原因で起こるO脚は、足を組んだり猫背などにより、体が歪むためにおこります。体の歪みを改善するにはストレッチが有効なので、特にO脚の改善に効果のあるストレッチをご紹介しましょう。
 

1.股関節回し

股関節を回すと、太ももやお尻の筋肉が柔らかくなるので、O脚の改善に役立ちます。立ったままできるので、自宅だけでなく、職場で休憩時間に行うことも可能です。まず、肩幅と同じ間隔に足を開いて、胸を張って立ちます。右足の膝を高く上げて、外側から内側に膝を入れるようにして、素早く膝を回しましょう。両足で交互に、この動作を15回ずつ繰り返してください。股関節を勢いよく回さないと効果がないので、まず膝を高く上げてから行いましょう。普段股関節を動かしていない人は、コキコキ音がすることがあります。特にO脚の人は、普段から股関節を動かしていないので、最初はやりにくいかもしれません。しかし、何度か続けるうちに、股関節が柔らかくなって、スムーズにできるようになるでしょう。
 

2.足首回し

足首を柔軟にすると、股関節と同様にO脚の改善に役立ちます。足首を柔軟にすれば、地面にまっすぐに立てるようになるので、O脚も良くなっていくでしょう。O脚の人は、足首が外側に向いて固まっているので、まっすぐ立っても両ひざがくっつかない状態です。このような状態でも、座ったまま足首を回すだけで、O脚が改善していきます。まず、椅子に浅く腰かけて背筋を伸ばしましょう。右の足首を左膝の上に乗せて、左手でつま先を持って足首を回します。足首は、1秒に1回回すようにして、30秒程度続けてください。つまり、足首を30回回すことになるわけです。両足とも、同じように回しましょう。風呂上りの体がほぐれた状態で行うと、さらに効果的です。ただし、あまり強く回す必要はありません。また、回数も30回程度で十分なので、数多く回そうとしないで、毎日続けることを心掛けましょう。
 

3.太ももの開脚

立った状態で、太ももを大きく開いて静かに呼吸するだけなので、とても簡単なストレッチです。太ももを開脚することによって、股関節が広がるのでO脚の改善につながります。まず、大きく足を開いて立ち、つま先を外側に向けます。顔は正面に向けて、背筋を伸ばすのがコツです。この状態で1分間ゆっくり呼吸しましょう。呼吸は4秒吸って4秒吐くのを繰り返します。足を広げる角度は、膝にちょっとだけ負担がかかる程度にしましょう。あまり広げ過ぎると、膝に力が加わって、痛めるおそれがあるので注意が必要です。慣れてくると、大きく広げても大丈夫なので、無理のない程度に徐々に広げていきましょう。
 

股関節の筋肉をほぐす

O脚の人は、常に両足が開いているので、太ももを内側に閉じる筋肉が発達していません。股関節まわりの筋肉をほぐすことによって、股関節をゆるめることができるので、太ももを閉じる筋肉の発達を促し、O脚を改善します。まず、まっすぐに立った状態で、膝を伸ばして右足を後ろに引いてかかとを浮かしましょう。この状態で左足を前に出し、右ひざを徐々に伸ばしながら左ひざを曲げていきます。こうすると左膝に体重がかかるので、股関節が伸びていきます。この状態を10秒間キープして、腰を右にスライドさせ、さらに10秒間キープします。足を変えて同じ動作を繰り返し、左右1回ずつ行ったら終了です。このストレッチは、体が不安定になりやすいので、壁やテーブル、椅子などにつかまって行いましょう。
 

太ももの外側の筋肉をほぐす

O脚の人は、太ももの内側がたるんで外側が張っています。歩行の際に、足の外側に力が入るのでこうなってしまうのです。まず、マットや座布団を敷いた床の上に座りましょう。左足を伸ばし、右膝を曲げてつま先を外側に向け、かかとをお尻から離します。この状態で肘を伸ばして後ろ手をつき、上体を後ろに倒していきます。太ももの外側が伸びていくのを感じながら、30秒間キープしましょう。次に、足を変えて同様に行います。両足を1回ずつ行ったら終了です。
 

まとめ

O脚とは、両足の先が外側に向いていて、両足を閉じても膝がくっつかない状態のことです。O脚は生まれつきもありますが、ほとんどの場合は普段の生活習慣からくるものです。O脚を治すと下半身が細く見え、スリムなパンツも、カッコよく履けるようになるなどのメリットがあります。O脚は足の問題だけでなく、冷え・むくみ・膝や腰の痛みなどを誘発する場合もあるので、体の健康の面からも早めに改善したいものです。O脚を治すには、ストレッチや筋肉をほぐすのが有効なので、自宅や職場などで、スキマ時間を見つけて行いましょう。